
トップページ > ゼロから学ぶレセプトオンライン化入門 > レセプトオンライン義務化騒動、終焉へ向う?
レセプト請求に関する省令改正について、パブリックコメントを
踏まえて正式に内容が明らかとなった。
今回の省令改正によって、
(1)請求はオンラインに限定するのではなく、電子媒体での
提出を認める。
(2)手書きの医療機関・薬局は免除する。(紙レセプトの
提出を認める)
(3)常勤の医師、歯科医師、薬剤師のすべてが65歳以上の
高齢者の場合、免除する。(紙レセプトの提出を認める)
(4)電子レセプトに対応していないレセコンはリース終了、
減価償却の期限まで、最大平成26年まで猶予する。
以上が決まり、これで正式にレセプトオンライン請求の
義務化はなくなり、オンラインでも電子媒体(CDなど)でも
構わないということになった。レセプトのデジタル化やそれに
伴う効率化は、オンラインでなくても達成可能であるとの意見が
採用されたことになる。また、現在レセコンの導入をしていない
手書きの医療機関についても、これまでのレセプト枚数による
規模制限がはずされた。
今回の省令改正で、レセプトオンライン化をめぐる議論はおそらく
終焉に向うと考えられる。しかし、オンライン義務化を踏まえて、
すでにセキュリティの高い回線を整備した医療機関には、何らかの
メリットを提供しなければ、納得はしないだろう。この問題を解決
するには、オンライン化することによるメリットをどのように提供
していくのか、今後の動向が注目される。診療報酬による評価や、
支払いサイトの短縮など、隣国韓国の政策を参考に、検討して
いただければと考える。